
先生…お願い。早く治して・・・
第39章 無理な治療の代償は大きかった…
石川:「新田先生、点滴お願いしていい?」」
新田 :「はいっ。」
新田は点滴をスタンドにぶら下げると、点滴の準備を始めた
新田 :「綾ちゃん、少しだけチクっとするだけだからね。」
綾 :『うっ…う"っ……っク…やだぁ〜』
熱のせいもあってか、いつも以上に点滴を嫌がり子供の様にグズる綾。石川はベットの端に座ると
石川 :「ほらっ、おいで…」
そう言うと、綾を抱き寄せ、自分の胸の中に顔を埋めさせた…
石川 :「新田先生…」
石川は新田先生の目を見つめ、小さく頷き目で合図する
新田 :「ごめんね、すぐ終わるから少しジッとしててね」
ササッとアルコール消毒され、その直後ゆっくりと針が刺された
綾 : 『んん…ーーーッ…ック』
石川 :「よしよし…良い子だ…」
石川は抱き寄せた綾の頭を優しく撫でた
