
先生…お願い。早く治して・・・
第39章 無理な治療の代償は大きかった…
先生がギュッと抱きしめていてくれたお陰で…、
いや、あれは抑えられていた為か……、なんとか無事に点滴の針も入った
新田「点滴、終わる頃にきますね。」
と、院長に告げると、新田先生はナースステーションへと戻った。
私はまた石川先生と二人になった…
石川「先生側にいるから、ゆっくり寝なさい」
綾『…本当に…いてくれる…?ゲホッゲホッ…』
石川「うん。いるよ!ちゃんと側にいる!」
石川は綾の頭を優しく撫でる…
綾『……本当?…』
自分でもよく分からないけど、不安で不安でしょうがなかった…。
石川「本当だ!大丈夫、良い子だから寝なさい。」
先生は優しく微笑むと、私の髪を優しく撫で、おデコにそっと口付けをした…
私は熱でぼんやりしていて、これは現実なのか、夢なのか…よく分からないまま私は眠りに落ちてしまった…
