
先生…お願い。早く治して・・・
第40章 先生…苦しいよ…
石川は綾のパジャマのボタンを閉めると胸ポケットから携帯を取り出し、何処かへ電話をかけた
「俺だ、ICU空いてるか?」
「院長!!はいっ、直ぐ確認します。少々お待ちください……。
……院長、お待たせしました。大丈夫です」
「内科から1名連れて行く。ベットの準備だけ頼む」
そういうと石川は携帯を切った
「綾、ここだと先生、綾の様子中々見に来れないから進美に移ろう」
綾の目には涙が溜まっていたが、嫌だと拒否する事は無かった
宮田 :「お嬢様…大丈夫ですよ。私が付いていますから。行きましょう…」
宮田は綾の膝裏に腕を通すと、軽々と抱きかかえた
力ない綾はいつもより小さく、軽く感じた…。
