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先生…お願い。早く治して・・・

第41章 石川先生じゃないの?進美外科4人目の先生…

高梨先生の部屋を通り過ぎ少し歩くと、カズは一枚の扉の前で立ち止まりトントンっと扉をノックした。


中からは

「どうぞ〜」と男性の声が聞こえた



『やだぁ〜、やっぱり嫌だ…帰る』



「ダメ…。ほら行くよ」



カズは綾の腕を掴むが、綾は嫌だとその腕を取り払おうと必死だ


『嫌だ!行かない〜』



「あ〜や〜、石川先生に怒られても良いの?ねぇ〜?」



『……………。』



カズは綾の腕を引っ張り扉を開けた



「失礼します」


そう言って、カズは扉を開いた



『嫌だってば〜、離して〜、帰るの〜』


扉が開くや否や聞こえてきたのは、綾の嫌がる声だった



もちろん、小柄な綾が男の人の力に敵うわけもなく…


「…ほら入って…。」

全力で拒否したものの、結局部屋の中に入れられてしまった




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