
先生…お願い。早く治して・・・
第44章 思わぬ訪問者…そして石川先生の覚悟……
次の朝…
朝食を食べ終わると、嫌でもその時間はやって来る
宮田 :「お嬢様…。そろそろ回診のお時間ですから、お熱計って下さい」
宮田は綾に体温計を渡した
綾 :『ヤダ…会いたくない。』
宮田 :「お嬢様…、いつまでそんな事を言ってるんですか。いいから、ちゃんと計って下さい。」
綾は渋々、体温計を脇に挟んだ…
少しするとピピピッと体温を知らせる音が鳴った
宮田 :「どうでした?」
綾 :『無い。』
そう言うと体温計を宮田に渡した
