
先生…お願い。早く治して・・・
第54章 石川先生は私が他の先生に診られても平気なの?
石川はベットでうずくまる綾に駆け寄ると、
石川「どうした?お腹痛い?」
しかし綾は痛みに耐える様に声を押し殺し、石川の問いに答えられる余裕もなかった
石川は布団をめくると、綾はお腹を押さえうずくまり、はぁ…はぁ…と息を荒らしていた。
顔色も悪いな…
石川「綾、急に痛くなったの?先生にちょっと診せて…?」
綾が怖がらない様に、いつもの優しい口調で声を掛けた
綾『……っ…』
口をつぐんだ綾の顔は苦痛の表情そのものだ
石川「ごめん、ちょっと触るぞ」
石川はベットでうずくまる綾の下腹部を、押した…
綾『んんッ……ッ!!』
痛むお腹を押され、更に丸くなる様にうずくまり、堪らず目からは一筋の涙が零れ落ちた
