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先生…お願い。早く治して・・・

第54章 石川先生は私が他の先生に診られても平気なの?



“少しだけ広げるからね、痛かったら我慢しないで言うんだよ”



『ぅん…。』



高梨先生は私が怖がらない様に、少しずづ器具を広げていった




“まだもう少し大丈夫かな?”




『……っ』

緊張で先生を握る手は、知らず知らずの間に強く握っていた



「綾?偉いぞ。大丈夫だからゆっくり深呼吸してるんだよ」



石川先生の優しい声が聞こえるだけで、凄く安心するが、器具が少し動く度に嫌な痛みが走り抜ける


『…せんせっ、いたいよ〜も…やだ…』




“ん〜、、、これじゃ痛いわなぁ〜。綾〜ゆっくり抜くからね、楽にしててな…”





高梨先生はそう呟くと蜜部からゆっくりと器具を引き抜いた…。




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