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先生…お願い。早く治して・・・

第54章 石川先生は私が他の先生に診られても平気なの?


「綾、先生もいるからね。心配しなくていいよ」


顔は見えないが先生の優しい声がカーテンの向こう側から聞こえた


『ぅん。』

バーを握る私の手は、既に汗でびっしょりだ…。




カーテンの隙間から高梨先生が金属の器具を私の方に見せ



“今からコレで中の状態を診るからね。大丈夫だからリラックスしてて”



そんなこと言われてもそんな金属の器具を見せられてリラックス出来るはずない



ついつい身体には力が入り身構えてしまう



“そんなに緊張しないで、本当に大丈夫だから。でももし痛かったら言って。無理には入れないから”




『ぅん…。』


先生はゆっくりと蜜部にその器具を挿入した



怖い…

ヒヤリと感じる違和感…

奥に入る度に感じる痛み…



『んっ…っ、やっ…』




石川先生はカーテンの向こう側から手を差し出した


「ほらっ、大丈夫だから、手出して!」



私は先生に手を差し出すと、先生は緊張で汗ばんだ私の手をぎゅっと握ってくれた。



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