
先生…お願い。早く治して・・・
第54章 石川先生は私が他の先生に診られても平気なの?
『んんっ……エッ…く…』
流石の高梨先生も苦笑いしている…
“ごめんね、じゃぁ〜洗浄からするよ。少し染みるかもしれないけど直ぐ終わるからね。”
『………。。』
怖くて、涙だけが流れる
今拒否したら石川先生の逆鱗に触れそうで、口を噤んだ
緊張で脚に力が入り、無意識に開いた脚を閉じそうになった…
「綾、大丈夫だから。」
さっきとは違い、石川先生の声、そして綾を見つめる顔は凄く優しかった
石川に動かないよう膝を抑えられた。
…う"っ……うっ……
一度知った痛みが怖くて、涙が止まらない…
高梨先生は蜜部に細めの管をゆっくり入れると、洗浄液を入れた
『……んッ!!…イヤっ…痛い!いたいぃ〜ヤダ!』
想像以上に沁みる…
涙が止まらない…
