
先生…お願い。早く治して・・・
第57章 退院の条件。
学校にも行きたい…
先生に会えないのは寂しいけど、退院もしたい…
けど、家で治療ってのもイヤ…
いくら考えても答えが出ない。
はぁ〜……
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翌朝、何時ものように朝の回診が始まる…
「おはよう。調子はどお?」
相変わらず爽やかな笑顔で、私を見つめる先生…
『…うん。普通。』
「んぅ。普通ならまっ、いいか。で、昨日の話、考えてみた?」
『…うん…。でもどうしていいか考えても分からない』
「…そんな事だろうと思ったよ!」
先生はニコっと微笑んだ…
