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先生…お願い。早く治して・・・

第57章 退院の条件。


思わぬ条件を突きつけられ、私達は無言で病室へと戻った…



そして病室へと戻った私達は

『はぁ〜、どうしよう宮田…。』




“私は医者嫌いのお嬢様の前では執事でいるとお約束しました。だから、私がお嬢様に治療するというのは…。”






『…うん。……私も治療器は大嫌い…。でもね、毎日毎日、ドキドキしながら朝晩診察されるのも嫌なの……。』




“お嬢様……、私はあなたの執事ですから、お嬢様の選択に従います。ですから、どちらを選ぶかはお嬢様が決めて下さい。”




『……うん、考えてみる』

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