
先生…お願い。早く治して・・・
第59章 進美外科5人目の医師は…まさかの…
『ハッキリ言ってよ、ただ治療受けさせる為に“好き”って言っただけだって!…私…、一人で浮かれて勘違いして…バカみたいじゃない。』
「ちょっとちょっと、だから一旦ストップ!!君、誤解してるし、勘違いしてるって…」
君……?
もう名前ですら読んでくれないの?
先生の顔を見上げた私の顔は、恥ずかしいほどに涙でぐしょぐしょだった…
「落ち着けって!!俺の話聞いて!君、完全に勘違いしてる。確かに凛ちゃんを抱きしめてたのは俺。だから兄貴じゃ無いよ。」
