
先生…お願い。早く治して・・・
第59章 進美外科5人目の医師は…まさかの…
「…うん。土曜日の夜に行くよ。うん…ちょっと待って…」
先生はそう言うと、綾に携帯を差し出した
『…えっ?!』
突然携帯を渡され、もはやパニック状態
「ほらっ、いいからなんか喋って!」
そんなこと言われも…
私は心臓をバクバクと鳴り響かせながら電話を取った
『もしもし…、あの…私、進堂 綾と申します。』
自分の名前を言うのが精一杯だった
すると、電話越しに、優しくてとても明るい声が聞こえた
“ …えっ〜?!!綾ちゃん?進堂さんの娘さんの?”
『あっ、はいっ、そうです。』
“えぇ〜?!会うの何年ぶりかしら〜。嬉しいわぁ〜、本当に楽しみぃ〜。土曜日、美味しいの作って待ってるわねぇ〜。”
『ご迷惑じゃ、ないですか?』
“何言ってるの〜、全然よ〜!むしろ凄く楽しみだわぁ〜。ゆっくり出来るように玄と早めにいらっしゃいね!”
『はい。ありがとうございます。私も楽しみにしています。あっ、先生に変わります。』
私は先生に携帯を渡した
「…もしもし?……という事で宜しく。」
そう言うと先生は電話を切った
