
先生…お願い。早く治して・・・
第60章 病院から登校
校門を出ると、宮田が待っていた
“お嬢様、お帰りなさいませ。お身体は大丈夫でしたか?”
『うん!平気!…でも、全然授業に付いて行けなかったよぉ〜もう〜』
宮田はククッと笑うと、
“大丈夫ですよ。私が後でみっちりと、お教え致しますから!”
『ゲッ…』
久々の宮田のドSが顔を覗かせた
入院してからの宮田はとにかく優しかったが、本来は凄く厳しいし、結構怖いのだという事を久々に思い出した…
テストで悪い点をとったら怒るし…
勉強には凄く厳しい…
“ 病院に戻って、休んだら、遅れた分を少しずつ勉強致しましょう”
『…ぅん。』
このまま、というわけにはいかないので…渋々返事をした
