
先生…お願い。早く治して・・・
第60章 病院から登校
「うん、胸は大丈夫そうだね。じゃあ、今度はお腹触るよ。痛かったらちゃんと言うんだよ。いいね。」
先生は私が嘘を付かないように、しっかりとその目を見つめクギを刺す…
私はただ小さくコクンと頷く
先生は先ほどよりも更に近づき、イスに腰掛ける私の下腹部を押していく…。
「ここ、痛く無い?」
問いただす先生の目が怖い。私が嘘を付く常習犯だと分かっているから、先生は私の目を見て返事をする時の目が嘘じゃ無いか確認するのだ…
『痛く無い…。』
また少し、場所を変え腹部を押してくる
「ここは?」
『大丈夫。』
「…んぅ。お腹も大丈夫そうだね。服、もう閉めていいよ。」
先生は少しホッとした表情で、ようやくニコっと微笑んだ。
