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先生…お願い。早く治して・・・

第61章 今日は先生とデートの日なのに…なんで今日なの…


トントン…


いつもの様にノックの音と共に爽やかに真っ白な白衣をなびかせ先生はやって来る…





「おはよっ!調子はどお?」

先生も心なしかいつもより、ニコニコしているように感じられる



『うん。普通だよ。』


私もつい顔が緩む



「なんか何時もより嬉しそうだね。顔が緩んでるぞ〜」


先生は意地悪な微笑みで私の頬を軽くつねる


凄く近くに来た時だけ感じられる先生の匂い…ほのかに香る大人の男性を感じさせる良い匂い…




『だって、先生と外出出来るなんて、嬉しいんだもん』



「おっ!いつからそんな素直に表現出来る良い子になったんだ?」




『前から素直ですぅ〜』




「はいはい、いつもそうなら先生も嬉しいんだけどね〜」



『先生こそ、ひねくれてる〜。』


素直に言ったのに馬鹿にされ、少し不貞腐れ…



「俺はいいの!ハイ!無駄口はここまで〜。一応診察はするからね」



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