テキストサイズ

先生…お願い。早く治して・・・

第65章 先生との初デート


玄関のドアまで来ると先生は

「綾、そのボタン押して!」


『うん』

私は言われた通りインターホンを鳴らした


『先生はカギ持って無いの?』


「あるよ。指紋で開くんだけど、今両手塞がってるから」


なんかちょっと嬉しかった



少しすると、カチャ…という音と共にドアが開いた



“いらっしゃい!待ってたわよ〜”

満面の笑みで先生のお母さんが出迎えてくれた



『こんにちは。今日はお招き頂いて、ありがとうございます。』

私は先生と手を繋いだままニコッと微笑むとペコリとお辞儀をした。

昔から良くパパやママと色んなパーティやらなんやら…に行っていた為、そういう場に直面すると意外とスラスラと言葉が出て来る。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ