
先生…お願い。早く治して・・・
第65章 先生との初デート
先生の実家はRCで出来た一軒家
ガレージ脇の階段を上ると2階が玄関になっていた。
先生は自分の荷物と私の荷物を手に持つと
「着いたぞ。行こっか。」
『…ぅん。』
なんだか急に緊張してきちゃった
前を歩く先生は私の力無い返事にチラッと振り向く
「何、緊張してんの?」
『えッ?!』
明らかな私の動揺具合に先生はニコッと笑う
「大丈夫だよ。心配しなくていい。俺が側にいるだろ。ほらッ」
そう言うと先生は、両手に持っていた荷物を全て片手に持ち替えると、空いた手を私に差し出した
