
先生…お願い。早く治して・・・
第68章 楽しいデートのはずが…
救急車は進美外科の裏口に到着すると、そこには既に司馬先生と数人の看護師が待機していた
そして中に運ばれた綾は直ぐに検査へと回された。
モニタールームでは検査技師と司馬、石川の3人が綾の頭の画像に目を凝らした
「ん〜、出血も見受けられないし、特段気になる所はなさそうだな…。」
真剣な表情でモニターを凝視していた石川は少しホッとした表情でボソッと呟いた…
“そうだな……時期に目を覚ますさ。”
司馬もまた、良かったと小さなため息をついた
