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先生…お願い。早く治して・・・

第15章 検査

高梨先生はパチッパチッと両手に手袋をはめると、

“じゃあ、ちょっと触るよ”

まだ生え揃っていない茂みを押し広げると、指を1本挿入した。

『…んっ……ぃやっ…』
つい声が出てしまった。


“大丈夫。怖くないよ”




高梨先生は中を探るように、ゆっくりと指を動かした。


痛くはなかったけど、今まで感じたことのない違和感を感じた。


高梨先生は

“うん。大丈夫だ。”

と、確認するかのように呟くと、挿入した指をゆっくりと抜いた。


“綾ちゃん、別に身構えることはないよ。そのままでいい。ただし、深呼吸だけゆっくりと大きく繰り返してて、いいね?”


そう言うと、先生は何の前触れもなく、膣鏡の先端を膣口へと沈めた。

綾の体は少しだけビクンと反応した。



“大丈夫、大きく吸って〜、吐いて〜、もう一度吸って〜……”



私は先生に言われた通り大きく深呼吸を続けた。
先生は手慣れた手つきでゆっくりと膣鏡を奥まで沈めた。



“もう最後まで入ったからね。痛くないだろ?”

カーテン越しに話しかける高梨先生の声は優しかった。


私は『…はぃ…。』と小さく返事をした。



石川先生と高梨先生はカーテン越しに、画面に映し出された映像をチェックしているようだった。


“もう終わりだからね。よく頑張ったね”


そう言うと、膣鏡をゆっくりと引き抜いた。
そして先生は溢れ出た愛液を優しく拭き取ってくれた。


“もう楽にしていいよ。終わったからね。”



そう言うとタオルケットを足にかけてくれた。




ピッという音と共に足が降ろされた。



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