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先生…お願い。早く治して・・・

第69章 記憶喪失


左胸には身に覚えのないガーゼがテープで貼られていた。


え?どういう事?
私…、胸…怪我でもしたの?
一気に胸の鼓動がドキドキと動き出した



「ガーゼ剥がすよ。」

先生はゆっくりとテープの付いたガーゼを剥がし、私の胸が顔を出す


恥ずかしい…咄嗟に胸を隠した



「大丈夫。恥ずかしくないよ。診せてくれる?」


ゆっくりと腕を下に下ろした。


そして恐る恐る自分自身の左胸に目を向けた…


右胸より少し膨らんだ胸の先端は赤く大きく腫れ上がっていた


『………。』


なんかとてもショックで、言葉が出なかった






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