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先生…お願い。早く治して・・・

第70章 戻らない記憶…そして…



司馬は涙をいっぱいに溜めた綾の頭をクシャクシャっと撫でると、


“大丈夫だ。泣くな!今、石川に連絡してやる”




そういうと、司馬はポケットから携帯を取り出すと石川に電話をかけた



司馬は電話を切ると


“行くぞ。”



『…どこに行くの?』

不安でいっぱいの顔で見つめた




“石川のいる診察室だ。”



『……怖い…。行きたくない…。』




“…大丈夫だ。一緒に行ってやるから。”


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