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先生…お願い。早く治して・・・

第71章 記憶を無くした私の初めての治療



「とりあえずベット元に戻そうか、また動くからジッとしててね」


ピッという機械音と共にベットは元の状態に戻った

それだけで、少し緊張がほぐれた




「綾ちゃん、カーテン開けた状態で治療しても大丈夫かな?」


どう返事をすべきか、少し困惑した表情を見せる綾に石川は


「顔が見えてる方が、もう無理そうかな…とか、もう少し出来るかな…とか、判断が付くから。出来ればカーテン開けた状態で治療したいんだ。いい?」



そんな優しい表情で言われたら、私は先生を信じるしかない。きっと私にとって一番良い選択肢を与えてくれてるんだと思ったから、私は小さく頷いた





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