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先生…お願い。早く治して・・・

第71章 記憶を無くした私の初めての治療



「ありがと、じゃぁ、早速始めるよ」

先生は腰の位置で仕切っていたカーテンを開けると、脚にかけていたタオルケットを捲りあげた


つい恥ずかしさで、捲られたタオルケットをお腹の上でぎゅっと掴んだ


「よしっ、じゃぁ〜軽く膝立てようか…」

先生は私の膝裏に腕を通すと、ヒョイと膝を立たせ、脚を少し開かせた


私はやられるがまま、バクバクと心臓が波打つ



「ごめんね、ちょっと広げるよ〜」

先生は私の立てていた膝を倒し、脚を大きく開かせた



『やッ!』

咄嗟に脚に力が入る…

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