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先生…お願い。早く治して・・・

第71章 記憶を無くした私の初めての治療



先生は優しく微笑むと


「本当はさっきのでも感じた…でしょ?」




『…。』




「綾ちゃん、恥ずかしいことじゃ無いよ。これが治療なんだから。さっきので感じれない様なら、もっと刺激を入れるしかないんだよ。もう一度聞くよ?本当はさっきのでも感じたでしょ?」





少し間を置いて、小さくコクンと頷いた




「良い子だ。」

先生は涙ぐむ綾の頭をクシャクシャっと撫でた



『先生…。』



「なに?何でも言ってごらん。」



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