
先生…お願い。早く治して・・・
第73章 先生との約束はどうした?
石川は寝ている綾の側に行くと、そっと顔を覗き込んだ
「…ったく、困ったお嬢様だなっ。。」
石川はそんな綾の寝顔をしばらく見つめていた
石川は綾の様子を見終わると、宮田にちょっと来いと病室の外に連れ出した
「検査してない以上、今現状どれだけ痛みがあるのか、溜まっているのかは俺にも分からない。だからもし痛みで目を覚ましたら、その時は時間関係なくいつでも連れて来なさい。いいね?」
“ はい…。分かりました。”
「しかし、、、記憶を無くしても医者嫌いって事だけは覚えてんだな。」
石川は苦笑いを浮かべた
