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先生…お願い。早く治して・・・

第73章 先生との約束はどうした?



綾は痛みで起きることも無く、朝を迎えた


石川は、軽く仮眠を取りシャワーを浴びると身支度を整え、アイロンのかかった真っ白な白衣に腕を通し、診察室へと戻った



「7時か…。」


時計に目をやり、ボソッと呟くと


デスクの上の受話器を手に取ると電話を入れた


出たのは看護婦だ

「石川です。高梨先生は?もういる?……、じゃあ、戻ったら俺の部屋に来るように言ってくれる?」




そう言うと石川は電話を切った


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