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第4章 鈴木の異変

恋奈と付き合うようになってから、俺はバイトのシフトを夜中から昼に変えた。

収入は減るが恋奈と一緒の時間を過ごしたいが故にそうする事にした。

もう、恋奈は最高にエッチで可愛い!

休みの日なんて、朝から裸にエプロンで朝食を作ってくれる。

美味そうな匂いに誘われて起きると、美味そうな桃尻をプリプリさせながら朝食を作る恋奈の姿に、俺の股間もおっきしちゃうから大変だ。

朝からキャッキャウフフが始まるのである。

そんな幸せな日々を送っているある日、店長から夜中のシフトを1日だけ変わってくれと頼まれた。

俺は幸せの絶頂に居たので、快諾してやった。

その日は鈴木も同じ時間に入っていた。

俺が昼間のシフトに変えてから全然会ってなかったけど、鈴木の奴まだあのゲームで遊んでるんだろうか?

あいつも馬鹿な奴だ。

中途半端に手を出して放置するから、俺の様に幸せになれないんだ。

恋奈から聞いた話だと、最後まで根気強く一人を調教出来れば、エンディング後は本人に逢えるのだそうだ。

そこからは、2人の問題。

そのままリアルで調教するか、それとも相手を解放するか。

大抵はリアル調教が始まるらしい。

あのゲームは嗜好をマッチングさせる為のアプリだから、エンディングを迎えられたと言うのは余程の相性と言う事になるからだ。

その事を教えてやろうとしたのだが…。

すっかり変わり果てた鈴木の姿を見て、俺は唖然とした。

鈴木はチョイ向井理似のイケメンだったはずだ。

それが、今はやつれて見る影もない。

一体、こいつに何があったと言うのだろう?

「おい、鈴木。お前大丈夫か?飯、食ってっか?」

「あー…お前か…俺…死ぬかも…」

「は?何言ってんだよ!病気か何かか?病院行ったのか?」

「病院は行ってる。精神科」

「そんなんじゃなくて、内科とかあるだろっ?」

「身体は何ともない。唯、眠れない」

「ちゃんと飯食って、風呂入って身体温めて布団に入りゃ寝れるだろっ!?」

「眠れねぇ。薬飲んでも眠れねぇ…。声が聴こえるんだ。女の。俺がゲームで放置した女達の…」

「お前も罪悪感感じてたんだな?良かったよ、まともな人間だったんだな」

「罪悪感?んなモンねぇよ。だってゲームだぞ?RPGで敵殺してお前罪悪感感じるのかよ?」

「そのゲームとは違うだろ?」

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