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第4章 鈴木の異変

「同じだろ?ゲームはゲームだ」

本当は違う。

彼女達は生きている人間なんだ。

そう言いたいが、恋奈と約束しているのでネタばらしをする訳にもいかない。

唯、もし鈴木が罪悪感で眠れないのだとしたら、その心配はないと、伝えてやりたい。

しかし、鈴木には罪悪感はないと言う。

彼は、彼女達の死を“作り物の死”であると理解しているのに何故?

俺がそれには分からない。

「なぁ、頼むよ。俺ん家に来て一緒に居てくれよ」

「仕方がねぇなぁ…。夕方迄だぞ?俺、彼女と約束あるからさ?」

「ああ、悪い…」

「いいさ、気にすんな」

俺は、何でこの時、承諾してしまったんだろうと後から後悔するする事になる。

そして、どうしてもっと鈴木にきつく注意をしなかったのだろうと後悔も。

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