離れられないふたり
第1章 出会い
ある日、仕事を終えたあいりは事務室で自宅方向に向かうバスを待っていた。
そこに、親しくしてくれている男性社員の大松が声をかけてくる。
「木野さん、帰らないの?」
「あ、今バスが来るを待っていて…」
「そうなんだ!バス通勤なんだね」
「はい」
「お疲れさまです」
そこに、男子更衣室からひとりの男性が出てくる。
仕事中何度か見たことはあるものの、話をしたことはない男性だった。
「あっ、はっしー、いいところに来た。はっしーってどこに住んでんの?」
大松がその男性に声をかける。
「朝日町ですけど」
「木野さんちは?」
「私も朝日町です」
偶然にも、その男性は同じ町だったらしい。
「なら、はっしーが木野さん送っていってよ。木野さん、バスが来るまで待ってなきゃいけないんだって」
「いいですよ」
「えっ、いいんですか?」
「はっしーがいいって言ってるんだから甘えちゃいなよ」
「ありがとうございます」
バスが来るまで30分はあったので、あいりにとってはありがたい話だった。
あいりは、大松にも男性にもお礼を言っていた。
そこに、親しくしてくれている男性社員の大松が声をかけてくる。
「木野さん、帰らないの?」
「あ、今バスが来るを待っていて…」
「そうなんだ!バス通勤なんだね」
「はい」
「お疲れさまです」
そこに、男子更衣室からひとりの男性が出てくる。
仕事中何度か見たことはあるものの、話をしたことはない男性だった。
「あっ、はっしー、いいところに来た。はっしーってどこに住んでんの?」
大松がその男性に声をかける。
「朝日町ですけど」
「木野さんちは?」
「私も朝日町です」
偶然にも、その男性は同じ町だったらしい。
「なら、はっしーが木野さん送っていってよ。木野さん、バスが来るまで待ってなきゃいけないんだって」
「いいですよ」
「えっ、いいんですか?」
「はっしーがいいって言ってるんだから甘えちゃいなよ」
「ありがとうございます」
バスが来るまで30分はあったので、あいりにとってはありがたい話だった。
あいりは、大松にも男性にもお礼を言っていた。