離れられないふたり
第7章 追い風
「え…えっと…裸の写真とかあって…」
「ふーん…それで?」
あいりは恥ずかしさから、まことと目を合わさないよう、俯きながら話していた。
そんな姿は、まことにとって可愛らしく、ますます苛めたくなってしまうものだった。
「あ…あの…え…エッチしてる写真とかありました…」
あいりは真っ赤になりながら早口で答える。
「そうなんだ。そういう画像を撮っておけば、別に調査頼まなくても良いと思うけど。」
「そう…ですか…」
「…ラッキーだな、俺的には」
「え…っ?」
「木野さん…いや、あいりのこと、俺だけのものにできるから…」
「葉山さん…嬉しいです…」
まことはあいりを抱き寄せ、髪を撫でる。
あいりは、それに応えるようにまことの背中に手を回した。
「名前でいいよ。俺のことどう思ってるかわからないけど、俺はずっと一緒にいたい…」
「わ…わたしも…」
あいりに笑顔を見せると、まことはあいりの頬に両手を添え、優しくキスをする。
そのキスは段々と濃密になり、あいりも舌を絡ませて応えていた。
すると、まことはあいりのスカートの下に手を入れ、下着の上からその形をなぞり始める。
「んぅ…っ…」
そこはまことの先程の行為や恥ずかしい思いをしたことで熱を持ちはじめていた。