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離れられないふたり

第7章 追い風

まこととの待ち合わせ場所に向かったあいり。
しばらくすると、まことが迎えに来てくれた。


「どこで話する?公園の駐車場とかでもいい?」


「はい…」


まことは、初めてキスをした公園の駐車場に車を走らせていた。
今日も人気はなく、まことの車しか止まっていない。
ふたりは後部座席に座って話をすることにした。


「画像、本物っぽいよね」


「実は、今日家に写真があるのも見つけました」


「写メとかで撮った?」

「はい…」


あいりは携帯に保存した画像をまことに見せる。


「…すごいのもありそうだね」


ホテルらしいところに自撮りツーショットで映っている画像を見て、まことは言った。


「あ…ありました…」


あいりはそれに小声で答える。


「どんな画像?教えて」


「そ…それは…っん…!!」


恥ずかしそうにしているあいりの姿を見つけると、まことはあいりを抱き寄せ、キスをする。
舌を絡ませるキスに、あいりの身体は熱くなっていく。

「や…あぁっ…!」

「こういうことしてるのとか、なかったの?それとも…もっと激しいのだったのかな…」


あいりの耳たぶを甘噛みし、首筋を舌で伝い、耳元で囁くまこと。
あいりは、それに対して小さく頷いた。

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