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サカっちゃうよね

第9章 電車で…

滝田さんは私の右に、正しく言うと右斜めにくっつくようにして立っている

滝田さんは右手で、扉を押さえるようにしていた


次の駅に止まると、また人が乗ってきて、さっき以上にギュウギュウになった



私の目の前には、滝田さんの立派な首の筋肉が見えているー



滝田さんも押されて、私に覆いかぶさるようにくっついていた


少しして、滝田さんが言った


「…ごめん、体勢キツイ…」


どうやら、ギュウギュウの中でも、私が押しつぶされないように右手で張ってくれていたようだ


滝田さんは楽な姿勢になろうと右手を扉から離した時、電車の揺れが一瞬あり、その手は私の左胸にー



ムニュ



『え!?』





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