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橙の傷

第6章 補習

階段を上がって自分の部屋のベッドに倒れ込む。

「制服…。」

シワになる前に制服を脱いでハンガーにかける。

「…そうだ。」

下着のまま廊下に出てお兄ちゃんの部屋のドアを開ける。

勝手にクローゼットを開けて、お兄ちゃんの部屋着のパーカーを羽織った。

楽チンだ。

「…。」

視界にベッドが入る。

とくん、とむねがひとつなる。


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