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橙の傷

第8章 告白

胸に罪悪感がつのる。

こうやって、大っぴらに言えない。

付き合ってるよね、だって好きだって言い合ったもん。

でも確かに私たちは≪キョウダイ≫で。

「…じゃあ、いいよな。」

「へ?」

なにか納得したような御手洗君は私の手を握った。

「今から、遊ぶぞ。」

ニヤリ、と挑戦的に笑った彼に思わずドキッとする。

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