君と僕の見ている風景
第16章 1st Anniversary
ー翔sideー
「わぁー…綺麗な景色」
車を降り、俺は目の前の景色に声を上げてしまった。
目の前に広がる伊豆大島の海。
目的の旅館まで後少し。
潤「空気が気持ちいいな」
少し強めの風を浴びながら潤が俺の隣に立った。
「………」
目を閉じ、髪を押さえながら大きく呼吸をするその姿は…本当に男前で。
思わずデジカメのシャッターを押した。
潤「ん?」
「今の顔…芸能人って感じ。綺麗…」
潤「そう?翔だって…綺麗だよ」
「………潤には負ける」
潤「なーんでだよ」
潤に抱き寄せられ、腕の中に収まった。
潤「来年は…ゆっくりする暇はあまり取れないかもな」
「うん…10周年だしね」
潤「早いな…10年」
「うん」
潤「まさか10周年迎える年に結婚して子供も居るなんて最初は思わなかったな」
「そうだね…智くんとにのも結婚するし…相葉くんも…幸せだし」
潤「………ありがと翔」
「………ん?」
潤「この1年…本当に頑張ってくれたよな」
肩に潤の顔が埋まる。
「そう?」
潤「俺と結婚してくれて…主婦業頑張ってくれてる。料理も…本当に上手くなったよな」
「潤にはまだ勝てないよ」
潤「そんな事ない。家庭料理は翔の方が上手いよ本当に。たまに焦がすとこも可愛い」
「もう…」
恥ずかしくて潤の腕に顔を埋めた。
「潤のお陰だよ」
潤「俺?」
「結婚決まってさ…料理勉強し初めて…でも全然やった事無いから失敗ばかりで…でも…潤は全部食べてくれたでしょ?『美味しい』って…笑顔で食べてくれたから…。だから頑張ろうって思ったんだ。この人の為に…美味しい料理作りたいって」
潤「翔…」
顔を上げると嬉しそうに微笑む潤の顔。
潤「俺…愛されてるな」
「今気付いた?」
潤「知ってたけど」
「もっともっと…頑張るからね」
潤「ありがと翔」
潤の顔が近付き、唇に温かい感触。
俺は手を伸ばし、愛する夫の背中に手を伸ばした。
「わぁー…綺麗な景色」
車を降り、俺は目の前の景色に声を上げてしまった。
目の前に広がる伊豆大島の海。
目的の旅館まで後少し。
潤「空気が気持ちいいな」
少し強めの風を浴びながら潤が俺の隣に立った。
「………」
目を閉じ、髪を押さえながら大きく呼吸をするその姿は…本当に男前で。
思わずデジカメのシャッターを押した。
潤「ん?」
「今の顔…芸能人って感じ。綺麗…」
潤「そう?翔だって…綺麗だよ」
「………潤には負ける」
潤「なーんでだよ」
潤に抱き寄せられ、腕の中に収まった。
潤「来年は…ゆっくりする暇はあまり取れないかもな」
「うん…10周年だしね」
潤「早いな…10年」
「うん」
潤「まさか10周年迎える年に結婚して子供も居るなんて最初は思わなかったな」
「そうだね…智くんとにのも結婚するし…相葉くんも…幸せだし」
潤「………ありがと翔」
「………ん?」
潤「この1年…本当に頑張ってくれたよな」
肩に潤の顔が埋まる。
「そう?」
潤「俺と結婚してくれて…主婦業頑張ってくれてる。料理も…本当に上手くなったよな」
「潤にはまだ勝てないよ」
潤「そんな事ない。家庭料理は翔の方が上手いよ本当に。たまに焦がすとこも可愛い」
「もう…」
恥ずかしくて潤の腕に顔を埋めた。
「潤のお陰だよ」
潤「俺?」
「結婚決まってさ…料理勉強し初めて…でも全然やった事無いから失敗ばかりで…でも…潤は全部食べてくれたでしょ?『美味しい』って…笑顔で食べてくれたから…。だから頑張ろうって思ったんだ。この人の為に…美味しい料理作りたいって」
潤「翔…」
顔を上げると嬉しそうに微笑む潤の顔。
潤「俺…愛されてるな」
「今気付いた?」
潤「知ってたけど」
「もっともっと…頑張るからね」
潤「ありがと翔」
潤の顔が近付き、唇に温かい感触。
俺は手を伸ばし、愛する夫の背中に手を伸ばした。