いつまでもここに居て
第8章 ※Love Eye Toward only me[52]
□松本part□
昨日、仕事の話があるという嘘の口実で翔くんを家に呼び込み、泥酔している翔くんを襲った。
「あれ…潤…?」
「おきた…?ごめんね、」
駄目だと分かっているのに、手を触れた。
翔くんはその感触に気づいたのかバッと身体を起こした。
少し体を震わせて、哀しそうにしていた。
「な…んで…」
「ごめん…」
「こんな…潤君を汚しちゃった、いや…」
「汚してないから…俺がやったことなの、俺本当に好きなんだよ、」
何も身につけていない身体で抱きついてきた。
「今日の事は忘れて。お願い…」
その懇願で俺の心がぐしゃぐしゃになった。