いつまでもここに居て
第8章 ※Love Eye Toward only me[52]
□櫻井part□
うわ、待って、なんで潤君がいるの…?!
俺、櫻井は潤君が好きです。
俺が困ってる時すぐ駆けつけてくれて、嵐を陰で支える仲間の1人。演出とかなんでもやらせちゃってるのに、
「大丈夫?今日はちゃんと休んでね、」
と俺のことまで気遣ってくれるのが堪らなく嬉しくて。
どうこうしている内に俺の頭の中は潤君でいっぱいになってて。
でもそんなの気遣い。潤君は誰にだって優しいんだ。そんなの知ってる。
けどね、優しくしてくれる度にどんどん気持ちは大きくなってて、止められなかった。
けど、こんな気持ちを潤君が知ってしまったら?
こんな向けちゃいけない気持ちを見てしまったら?
潤君は気持ち悪がるのかな、そんな思いが俺の恋心にブレーキをかけてた。
そして今日。
俺の頬に知ってる感触の手が触れて目が覚めた。
「あれ…潤…?」
「おきた…?ごめんね、」
起きると目の前に潤君がいて。
起きてすぐに謝罪の言葉。
昨日は美味しいワインがあって…それで…