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いつまでもここに居て

第10章 ※亜麻色の髪の花嫁[13]



結婚式が終わり、その夜。
二人の初夜だ。

「よ…よろしくお願いいたします。」
「よろしくお願いいたします…、!」
二人で正座して手を三角にしてお辞儀。
ゴンと鈍い音がして頭が痛い…

「ちゃ。ちゃんと用意したから大丈夫だよ。」
コトリとベットの脇にローション、コンドームを置く。
「うっ、うん…や、優しくしてね…」
顔を真っ赤にしてる雅紀にちゅ、とキスをする。
「まーくん。緊張してる?俺もしてるよ。ほら、」
雅紀の手を取り俺の心臓に宛てがう。
ドクンドクンと早く動く脈が雅紀に伝わる。
「本当だ…智くんも一緒なんだね。」
「うん。好きだよ、まーくん」
手を宛てがったまま食らいつくようにキスをする。

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