いつまでもここに居て
第11章 372回転のPower source[13]
車に乗ると、家路に走らせた。
ラジオをオンにして、1人を紛らわした。
「…パルマという小惑星を知っていますか?とても小さい小惑星の中で比較的に大きい星です。小さな光を彼、オーギュスト・シャルロワによって見つけられたのです。ですが、小惑星というものは最後は吹き飛んで存在しなくなるのです。こんな小さな星にも人々は名前を付け、明日も見られる事を願うのです。
しかしこのパルマという星つい最近まで寿命が来ると言われていました。しかし、何かしらの理由によってまた寿命が伸びたのです。…何故この星は生き延びたのでしょうか?光でしょうか?太陽光?それとも…」
すると、電話が鳴った。
ハンズフリー通話で電話に出ると、母親からだった。
「あ、もしもし?今日病院の日でしょ?ついでに母さんの荷物まだ少し残ってるから病室に取りに行ってもらえない?」
「えー!まーいいよ。やっとくね。」
「ありがとう!じゃーね、母さん仕事あるから。」
「わかった。」