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病院に到着する。診察券を受け取り、病室に先に向かう。
「確か、372号室…か。」
病室に入ると綺麗に治された病室。
その机の上に母さんのTシャツが置いてあった。
「これか」
俺はバックに入れると、病室を後にした。

「よし。今日で病院通いも終わりだよ。お疲れ様。」
「あっ！ありがとうございます！！」
「いやあ〜良かった、良かった！また何か…ないようにして欲しいけど、あれば来てくださいね。」
「はい！」
「でも、君が元気になるなんて…もう危うい状態だったんだよ？なんでこんな元気になったんだろう…って思うぐらいだよ。」
「なんででしょう？けど、俺には待ってくれる人がいる。メンバー、家族、…そしてファン。俺はそういうのに呼ばれたんですね。多分ですけど！！」
言ってて恥ずかしくなった。
けど、医者は笑ってくれた。
「そうか、そういう事だな。…みんなをこれ以上待たせちゃダメだよ。さあ、おかえり。」
「ありがとうございました…！では！」

そう言って頭を下げると病院を後にした。