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いつまでもここに居て

第13章 相合傘 濡れてる方が 惚れている[54]



ふと、必死に謝ってるリーダーの声が聞こえなくなった。
初めて怖くなった。
【よく振られないね?】
振られるなんてこれっぽっちも思ってなかった。
だって、潤も俺の事が大好きだし、
俺も潤が大好き。
そんなことありえない。

けど、潤は人に合わせるのが上手。俺もまあ出来るけど、つい潤の前では言いたいことが出てしまう。
それが潤を困らせたりしているなんて微塵も思ってなかった。

「ね、リーダー。」
「ん?何、許してくれるの?」
「いや、そうじゃなくて、俺どうしたら潤に嫌われないかなって」

つい、恋愛なんてわかんないような人に聞いてしまった。けど、不安だった。どうしていいかわからなくて、胸が苦しくなった。

「久々にデートでも行ってくれば?」

…恋愛に疎いリーダーにこんなアドバイスが貰えるなんて思ってもいなかったけれど、この時だけは感謝した。

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