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いつまでもここに居て

第13章 相合傘 濡れてる方が 惚れている[54]



「これ…何、だろ?ゲイジュツってやつかな。」
「この人めっちゃ美人だ…裸だけど良いのかな、その、なんか、モラル的に?」

行ってみたのは良いのだが、沢山の絵、絵、そして、絵。
周りの人は「タッチが素晴らしい」やら「表現力が素晴らしい」やらとりあえず褒めたたえていて、俺は理解出来なかった。

リーダーの言ってた風情ってやつなのか?

けど、潤は必死にゲイジュツを取り込もうとしていて、やっぱり俺とは違うんだなって思った。

「今度こそリーダーの似顔絵頑張って描きたいね」
と熱くなる潤に俺はただついて行くしかなかった。

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