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いつまでもここに居て

第1章 One more chance?[21,31]


確かにそうだ。
迷惑はメンバーにはかけられない。
特に…智にはもっとかけられない。



「…」
ばっと雅紀の胸ぐらを離す。

「いいこじゃん…。俺、心広いから忘れてあげるよ。俺も抱いたわけだし。けど、その代わりに仕事以外で智と関わらないで。それが条件だ…出来るよね、智の為なら。」

「…わかった。」

悔しかった、俺に何も相談せず、そして、雅紀に抱かれた事。
俺がここで頷くことしかできないことも。

色んな事が入り交じった雅紀の相談は酒の回った脳みそではただただ苦痛でしかならなかった。




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