テキストサイズ

いつまでもここに居て

第6章 ※上限の月[34]


上限の月


世の中には沢山の特異変異が存在する。
俺の母さんの家系は月明かりを浴びると猛烈な喉の渇きを訴えるそんな種族だった。

しばらくするとわかったこと。喉の渇きは欲求さえ満たされれば大丈夫なようだった。

俺の叔母は水だったし、
俺の母さんは暴食だった。
そして俺は…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ