ねがい*ごと
第3章 幽霊?
「大丈夫ですか!」
「ええ…大丈夫です」
「ちょっとお部屋の中を見させてもらってもいいですか?」
「どうぞ」
2人の刑事さんが入って来ると、1人がすぐ室内を調べ始めた。
もう1人の人に私は昨日からの状況を、詳しく説明していった。
「帰ってきたら、知らない小さな女の子がいて…ここを走り回っていました」
「…えっ。お〜い、そっちに小さな子どもはいないかぁっ?」
「いや〜こっちには誰もいないぞ!」
「ほんとにいたんですってば。信じてください!このティッシュもその子のいたずらなんですっ」
私は必死で訴えた。
「確かにその子を見たんですね?」
「はい」
その刑事さんは、私の話を真剣に聞いてくれた。