俺氏、捨て子を拾いました
第1章 出会う
取り敢えず落ち着いて話を聞こう……この子はお母さんとお父さんがいないとか言ってる訳の分からない子おーけー理解した把握。俺頭の回転速いな。IQ5万かよ。
「おーけー迷子ね、了解。警察行こうお嬢さん」
渾身のウインクスマイル。女の子メロメロで俺のこと多分もこみちと勘違いしてるわ。
「余計なことしなくていいです。あと気持ち悪いです」
モコミ……チ(゜д゜)
「私捨てられたんです。親から」
俺がショックを受けてる中、少女はとんでもないようなことを口にする。
「……捨てられた? とな?」
少女はこくりと頷き、平然とした表情をしながら俺の目を見る。
目見るのやめて、照れますぞ。