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俺氏、捨て子を拾いました

第2章 もはや非日常




 家から歩いて10分程度の小さなスーパーにたどり着く。
 品揃えは悪くないので重宝している。いつもお世話になってますどうも。



「こんなところにスーパーがあったなんて知りませんでした! 辰海さんは物知りですね!」



 ふふん、ふたばちゃんそれは君がまだ青いからだよ。ここにスーパーがあることは俺ぐらいの歳の人は当たり前田のどんぶらこ並みにみんな知ってるからね。



「何を買うんですか? 何を買うんですか?」



 物凄くうきうきしている。目が凛々と輝いて眩しいです。



「取り敢えずカップラーメンと……」



「ええー!? カップラーメンって体にすごく悪いんですよ!? 施設の人が食べない方が良いって言ってましたもん」



 おいこら、カップラーメンを侮辱するな。また施設の輩か!! どんな教育してやがる!! ふたばちゃんがわがままファッションガールズモード並みにわがままになっちゃってるじゃないか!! 許すまじ施設。許すまじ。



「じゃあどうする? 冷凍食品でも買う?」



 俺はふたばちゃんをなだめるように第2の選択肢を出す。しかし、ふたばちゃんはそれすらも否定するように首を横に振り、笑顔で口を開いた。



「作りましょう!! 二人で!!」



 第3の……選択肢だと……!?




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