俺氏、捨て子を拾いました
第3章 貴様のぱんつは何色だ?
「すごいです!! 本当に連れ帰ってくださりました!! すごいです!!」
東大さんが連れ帰ってくださったのは、ちゃんと辰海さんのいるアパート。
これは流石の私も興奮物です。東大さんは刑事さんかもしれません。
「やっぱりここで合ってたのか……でもあなたみたいな子いたかな……? 少なくとも私は初めてな気がするんだけど」
「今日の昼頃に越してきました!!」
「また急に……取り敢えず、挨拶も兼ねて部屋を教えてくれないかな?」
礼儀もわきまえてます。もう完璧超人です。ここまでくると刺客の者と勘違いしてしまいます。
「いいですよ!! 早く来てください!! 歓迎します」
しかし、関係ありません。私はこの東大さんは命の恩人なので、感謝しています!! お茶でも飲んでいってもらいます!
私は東大さんの手を握ったまま、走って辰海さんの部屋の前まで行く。
「ここですよ!!」
「……ここ? ここって……」
何か言おうとしてる東大さんを無視して私はドアを開けた。
ああ、帰ってこれました……!! 辰海さん感動の再開です!!
「ただいまですー!!」
私は大きな声で帰宅したことを告げた。