俺氏、捨て子を拾いました
第5章 今日は何する? 息をする
「HAHAHA★そうかしこまって座らなくてもいいんだZE★」
アフロ頭のやばい奴に拉致された俺とふたばちゃん。店内の地べたで座る俺を見下ろすアフロファンキー。
ケラケラ笑ってるものの内心は、ご乱心に違いない。正常の精神ならこんな頭の悪い格好はしない。
つまりこれは相手を威圧する格好なんだ……!! きっと……!!
「おじさん、ここは何屋さんなんですか? ガラクタ屋さんですか?」
ふたばぢゃぁああああああん!!!! そんなこと言っちゃらめぇええええええ!! 店主目の前にしてそんなこと言っちゃらめぇええええええ!!
するとアフロファンキーは大きく高笑いしながら、ふたばちゃんの頭をくしゃくしゃと撫で回す。
ふたばちゃんは、少し痛いのか、片目を瞑って表情を歪めるとアフロファンキーから少し離れて俺の横に隠れるように逃げる。
「なんと言ってもらっても構わないんだZE★ 家電屋とも言ってるしー、モロチン、ガラクタ屋でもモーマンタイ★」
クネクネ踊りながら言葉を放つファンキーアフロに俺もうドン引き。
「このおじさん……動きがやべえです……」
ふたばちゃんですら、ドン引き。
「まあせっかく来てくれたんDA★おじさん暇なんDA★ゆっくりしていってちょーNE★」
帰りてぇ……